シガー紹介

LWANセレクト モンテクリストNo.4 vin2008 入荷!

久しぶりにヴィンテージシガーが入荷しました!

Bar Spirits では頑なに取り扱いをしてこなかった

「モンテクリスト No.4」

2008年製造 8年熟成品です!なぜBar Spirits がモンテクリストNo.4を取り扱わないかというのは後述するとして、シガーショップ「LWAN」がチョイスした特別なロットです!

店頭には並んでいませんのでご希望の方はスタッフに「例のアレ下さい」と一声かけて頂けると幸いです。10本のみの入荷です。価格は1500円です。

さて、Bar Spirits がモンテクリストNo.4を扱わない理由ですが、ここからは少し過激な表現を含む個人的な意見です。あまり読まないことをお勧めします。

ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、モンテクリストNo.4は世界で一番出荷量の多いキューバシガー。

味わいは

よく言えばライトでまろやか。煙の量は多くなく繊細。

悪く言えば、無い。

これは飲んでいるものの邪魔をせず、TPOを問わず楽しめる。これが世界で一番売れている理由である。

そして更に「世界で一番売れている」から売れるのである。

売る側も買う側もこれ以上安心できるフレーズは無い。間違いのないブランドではある。

ただ、それで良いのだろうか?それは本当に初心者向けと言えるのだろうか?

少なくとも売る側は「初めてだけど葉巻を吸いたい」というお客様がいらっしゃったら自分が美味しいと思う最高の一本を提供するべきだと思う。何故なら気に入らなければ、そのお客様の人生最後の一本になってしまうかも知れないからだ。

そこでモンテクリストNo.4が色々吸った中で最高の一本だと思うなら何の問題も無いのだけど、どのサイト、どのブログ、どの本を見ても、モンテクリストNo.4が最高の葉巻だから是非吸ってくださいと紹介していない。

「初心者向けと紹介されている」からモンテクリストNo.4を初心者むけのシガーと紹介しているところが殆どで吸った感想、個人の感想を述べているところは皆無と言っていい。

じゃあ、私個人の感想はどうかというと昼下がりにコーヒー、紅茶と合わせて午後の仕事への切り替えに吸うなら最高の一本だと思う。

ただ一日の終わりに、お酒と合わせて楽しもうと考えるとあまりに満足度に欠ける。

しかし買う側は初めての葉巻を吸う前に事前に予備知識を携えようとすると、あちこちで「モンテクリストNo.4」を紹介してくる。

Bar Spirits はバーで、お酒を楽しむところであり、おおよその人が一日の終わりに訪れる。そんな場所で初めての葉巻にと「モンテクリストNo.4」を下さいと仰られるお客様が一定数いらっしゃる。

Bar Spirits ではBar Spirits でのオススメがあるので、「モンテクリストNo.4は用意がございません」とお断りをするために、あえて世界で一番売れているシガー「モンテクリストNo.4」を取り扱いしておりません。

さて、ではBar Spirits の初心者にオススメする最高の一本とは何なのか?

は、また別のところでご紹介させて頂きたいと思います。

途中、乱文失礼致しました。

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【Bar Spirits】~カクテル&シガーバー スピリッツ~
TEL&FAX:03-3433-6986
東京都港区新橋3-22-7新橋Nビル2F
各線新橋駅 烏森口 徒歩3分

【HP】https://www.bar-spirits.com/

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「LWAN」のシガーが美味しい理由

Bar Spirits の葉巻の仕入先である浅草「LWAN」。
シガースモーカーから絶大な高評価を得ているお店。
「LWAN」から葉巻を仕入れるまでは色々な所から葉巻を仕入れてましたが、今では「LWAN」で統一してます。それだけ「LWAN」の葉巻は素晴らしい状態のモノばかりです。
状態だけでは無く、「LWAN」のシガーには共通の個性(ほのかな甘い香り)があるような気がしていたのですが、「LWAN」のご主人に、
「どうしてLWANのシガーはこんなに美味しいんですか?」
と、聞くだけ野暮だと思い、今まで聞かなかったのですが、なんとなく「LWAN」店内のウォークインヒュミドールの奥のロフト状になっている上の倉庫に秘密があるような気がしていました。
とある日に、意を決して、
「上の倉庫って見せてもらって構いませんか?」
と、聞いたところ快く承諾していただけたので覗いてみると・・・
そこには壁一面のスペイン杉の引き出し状の棚が!こ・・・これは?
「それはエスカパラーテです」
はて?エスカパラーテとは?
シガーは通常、職人が巻き終わったあと50本の束にされ、品質チェックを行います。品質チェックをパスした束が、エスカパラーテと呼ばれるスペイン杉の棚で温度16~18℃(やや低目)湿度68%前後で1~2ヶ月寝かされ、巻かれた時はバラバラの味わいの葉同士が、馴染んで味が均一化し、スペイン杉の香りをたっぷり吸い込んで、シガーならではの甘い香りが付きます。(この後、リングが巻かれ箱に入れられ出荷)
しかし!
2000年当たりからタバコの葉の品種改良(より短い熟成期間でより良い香り、安定した香りが出る仕様)や経営陣の編成などがあり、以前とは作り方が変わりました。この頃から、どうやらエスカパラーテが行われないようになったらしく、
「品質チェック→即出荷」

と、なっているらしいです。「今のキューバシガーはエスカパラーテを行わなくても十分美味しい」と言ったとか言わなかったとか。
ただ、当たり前ですが2000年よりずっと前から葉巻を嗜んで来た方が、味わいの変化に気付かない筈もなく、「最近の葉巻は出来立ては青臭くて香りが良くない」と、おっしゃる方が沢山出てきました。
「LWAN」のご主人も、もちろんそんな方の一人で、いち早くエスカパラーテが行われなくなったんじゃないか推測し、「LWAN」を開業した時には、倉庫にキューバさながらのエスカパラーテを設置。この際、日本にはスペイン杉を取り扱っている業者が一つもなく、現地から直接スペイン杉を取り寄せてエスカパラーテを作りました。
「LWAN」ではキューバから届いた葉巻を一旦全て箱から出し品質チェックを行った上、現地と同じように50本の束を作り、少し低めの温度でエスカパラーテで寝かせ、納得のいく状態に仕上がるまで店頭には並べないそうです。
現地では1~2ヶ月寝かせるそうですが、「LWAN」では納得がいくまでは何年も寝かされる場合もあるそうです。
葉巻を輸入してから店頭に並べるまで、これだけ手間と時間のかかる工程を経ているシガーショップが世の中にあるのでしょうか!?スイスにあるジェラールという世界一有名な葉巻の小売店が似ている事をやっているという話を聞いたことはありますが、日本では間違いなく無いでしょう。
もし、このブログを読んで、これと同等、あるいはそれ以上の事をやっているシガーショップをご存知の方がいらっしゃったら、是非小生に教えて頂けたら幸いです
そんな手間暇をかけてスペイン杉の香りとご主人の魂と愛情をたっぷり吸い込んだ日本一美味しいシガーを、是非、Bar Spiritsでご堪能下さい!

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【Bar Spirits】~カクテル&シガーバー スピリッツ~

TEL&FAX:03-3433-6986

東京都港区新橋3-22-7新橋Nビル2F

各線新橋駅 烏森口 徒歩3分
【HP】https://www.bar-spirits.com/
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