Bar Spirits は自家製のおつまみも旨いらしいとの評判なので、おつまみの紹介も少しずつしていきたいと思います!
たまたま今日、生チョコの仕込があったんで、第一回おつまみ紹介は自家製「生チョコ」です。
「自家製生チョコですか!すごいですね!カカオマスとバター合わせるところからやってるんですか!?」
と、過去にお客様に言われたことがあり、
(えっ!?じ…自家製ってそこからやらなきゃいけなかったの!?)
と、メニュー製作後青ざめた記憶があります。
と、言うわけで、まず準備するのはベルギー産のカカオマス成分66%のクーベルチュール板チョコ。
湯銭で溶かしやすいように、自慢の手刀で割ります。チョコレートは湯銭でゆっくり溶かします。直接火にかけるなどの高温で溶かすと焦げたり、カカオマスと油分が剥離して仕上がりの滑らかさが損なわれます。
シャンパンを使った生チョコを作りたいのですが、予算の無いお店なので、カヴァを使います。生チョコには欠かせない生クリームも準備します。余談ですが生チョコの生は「生クリーム」の生です。
火をいれて無いとか、茹でてないとか、そういう意味合いではありません。
で、生クリームとカヴァも湯銭でチョコレートと同じ温度まで温めておきます。
こうすることによって、チョコレートと副材料のなじみ方が大きく変わります。
チョコレートに副材料を少しずつ少しずつ加えながらミキサーで混ぜます。一気に副材料を投下すると凝固してうまく混ざりません。
室温になるまでハンドミキサーで混ぜ続けます。結構な重労働です。室温までチョコレートが冷めたら型に流し込みます。
室温になるまで混ぜ続ける理由は二つ。
1、固まる寸前まで混ぜ続けることによって空気を沢山含ませて、ふわっと滑らかな舌触りを作る。
2、暖かいまま型に流し込み、冷蔵庫で冷やすと温度差でチョコレート内に結露が発生し、水っぽい味わいになる上、舌触りの滑らかさが損なわれます。(チョコレートは水が天敵です!)
後は冷やして固まったらカットしてサーブして終了です!
シガーとお酒と合うように作りました!滑らかで甘くなく程良く苦味と酸味の効いた奥深い味わいの生チョコです。
特に短くなって、辛味を帯びてきたシガーとは相性抜群です!!
そんなチャーリーのチョコレート工場で修行してきたマスターが作る自家製生チョコ!800円での御提供です!
分量
ベルギー産クーベルチュール板チョコ … 500g
生クリーム … 250g
カヴァ … 245g
秘伝のたれ … 5g
秘伝のたれの中身はお店で御注文をしていただいた方にもれなく教えさせていただきます!
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