Q1.シガーってどこで作られるの?
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A主にキューバ、ドミニカ、ホンジュラス、ニカラグア、ブラジル、マレーシアなどカリブ海や暖かい気候の国で作られていることが多いです。
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Q2.キューバ(ハバナ)シガーが有名なのはなぜ?
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Aハバナの西部が最もシガーの葉の育成に適した環境にあるためです。葉の質は誰が何と言おうとハバナ産のものが一番です。ただしお国柄か、製品制度にはムラがみられ、状態管理には気を使わされます。Bar Spiritsでは取り扱いがありませんが、ドミニカ、ホンジュラスでも高品質な葉巻が作られており、最近ではニカラグアからもかなりいいシガーが作られています。
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Q3.日本にもシガーはあるの?
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A資料が無いので詳しくは分かりませんが、皇室向けやパンドールなんてシガーが昔作られていました。日本の葉はシガー向けでは無いので、タバコになるものが殆どです。
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Q4.シガーは太さ、長さ、色、形、色々あるけど何が違うの?
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Aブランドによる差はありますが、
・太いモノほど吸い口が軽く、煙がまろやか。細いものほど吸い口が重く、煙が刺激的。
・長いものほど火種から口元まで距離があるのでシガーの中で煙が冷やされて届くので、甘くまろやかな煙を愉しみやすい。ただし長すぎるものは吸いなれていないとまとまった煙が届かないので味がボヤけてしまうので注意。
・葉巻は一本でさまざまに味わいに変化が現れます。特徴的な形ほど味の変化が激しいです。
・単純には色が濃いものほど味が濃いです(エスプレッソやビターチョコのようなイメージ)色が淡いものほど味わいが繊細(ナッツや紅茶のようなイメージ)
トータルすると初心者ほどある程度太さ、長さがあり、まっすぐな形で、多少色が濃いものがオススメと言えそうです。
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Q5.カットの形にも何種類かあるようですが、違いはあるの?
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Aフラットカット、パンチカットが主流です。
・フラットカットはギロチンやシザーで大きな切断面を作ります。少ない呼吸で沢山の煙を口内に取り込むことができ、煙が舌の真ん中に当たるのでより甘く、まろやかに感じることができます。初心者はまずフラットカットから始めてみましょう。
・パンチカットはシガーにパンチカッターと呼ばれる道具で小さな穴をあけます。吸い口は重くなりますが、より多くの煙を濃縮した形で味わえます。口を大きく開けなくても済みますので、女性にも優しいカットの形とも言えるかもしれません。ただ、煙が舌の先にあたるので味わいが少々辛く感じられるかも。
他にもV字カット、クロスカット、ピアスと呼ばれる技法もありますが、初心者向けでは無い為、ここでの説明は割愛させていただきます。
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Q6.では、そのシガーをより美味しく味わうためには?
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A吸っていただきたいときに吸っていただくのが一番ですが、小生の知識や経験談で幾つか紹介させていただくと、
・空腹時より、満腹時。
・舌が油でコーティングされている時(肉料理を食べた後や、レーズンバターや生チョコをシガーと合わせるなど)
・逆にミントで口内が清涼感にあふれている時(モヒートを筆頭としたミント系カクテル。グラスホッパー、アラウンドザワールド、モッキンバード)
・灰は極力落とさない。(煙は温度が高いと辛く、温度が低いと甘く、まろやかになります。灰は火種の温度を抑えつつ、燃焼を助ける効果があります)
・薫りの高い飲み物と一緒に嗜む(私のオススメは、シングルモルトウィスキー、熟成シェリー)
と、色々ご紹介させていただきましたが、一部は主観もかなり入っておりますので、色々なシチュエーションで、色々なお酒とシガーと合わせていただいて、自分にぴったりな一本と嗜み方を探し出して見て下さい。シガーは一度しかない人生の幅を大きく広げてくれるツールだと思います。少しでもそのお手伝いをさせていただければ幸いです。